BtoB向け決済代行会社の専門メディア 【Kessary(ケッサリー)】 » 決済代行とは? » 決済代行のセキュリティ対策

決済代行のセキュリティ対策

EC市場の拡大に伴い、クレジットカードの不正利用被害が過去最悪を更新しています。決済代行サービスを利用しても、情報漏洩や不正利用のリスクは残ります。

本記事では、事業者が直面するセキュリティ問題と、「漏洩の防止」、そして万が一漏洩が発生した際の「適切な対応」について解説します。

情報漏洩を防止するには

クレジットカード情報の「非保持化」と決済システムの分離

ECサイト事業者にとって重要な対策は、クレジットカード情報を「保存・処理・通過」させない「非保持化」を徹底することです。決済代行サービスが提供する「リンク型決済」や「リダイレクト方式」などを採用し、顧客がカード情報を入力する画面を代行会社のセキュアな環境に完全に分離します。

これにより、万が一自社ECサイトが不正アクセスを受けても、顧客のカード情報が外部に漏れるリスクを抑制できます。この対策は、監督指針の実務上の指針であるセキュリティガイドラインに基づき、EC加盟店に原則求められる措置(「非保持化」またはPCI DSS準拠)であり、情報漏洩リスクを根本から低減します。

ECサイトの脆弱性対策とシステムの厳格な管理

非保持化を実施していても、ECサイトの改ざんによる情報漏洩が増加しています。特にオープンソースを利用している場合、システム本体やプラグイン、モジュールを常に新しい状態に保ち、セキュリティパッチを速やかに適用することが不可欠です。

また、ログインパスワードは複雑にし、多要素認証を導入して不正ログインを防止します。さらに、ウェブアプリケーションファイアウォール(WAF)を導入し、ECサイトへの不審なアクセスを検知・遮断することで、改ざんや不正ファイル設置などのサイバー攻撃を防ぐ体制を構築します。

不正利用対策と厳格なアクセス・ログ管理

情報漏洩と不正利用は密接に関係しており、両面からの対策が必要です。不正利用を防ぐため、3Dセキュア(本人認証)の導入を推奨します。これにより、盗まれたカード情報によるなりすましを大幅に低減できます。

また、事業者の内部からの漏洩を防ぐため、カード情報や機密データへのアクセス権限を制限し、従業員の教育を徹底しましょう。システムへのアクセスや操作ログを継続的に監視・分析することで、不審な挙動を早期に発見し、不正な情報持ち出しやシステムの改ざんを未然に防ぐ仕組みを確立します。

もし情報漏洩が起きたら

初動対応と被害の特定・拡大防止

情報漏洩の疑いが発覚した場合、まずはシステムの停止や隔離を行い、被害の拡大を直ちに食い止めます。次に、原因の特定と影響範囲の調査を最優先で行います。これには、外部の専門家(フォレンジック調査機関など)に協力を仰ぎ、不正アクセスの経路や漏洩した情報の種類(クレジットカード番号、個人情報など)、件数を正確に把握することが重要です。

この初動対応と詳細な調査結果は、後続の公的機関への報告や顧客への通知の基盤となります。迅速かつ正確な初動が、その後の信頼回復を大きく左右します。

法的・対外的な対応と信頼回復への取り組み

被害状況が特定され次第、関係機関への報告と顧客への迅速かつ誠実な通知を行います。

具体的には、個人情報保護法等に基づき、個人情報保護委員会への報告および本人への通知を行うとともに、カード会社(アクワイアラー)や警察など関係機関へも、ガイドラインや契約内容に沿って速やかに報告・相談します。また、影響を受けた顧客に対しては、漏洩した情報の種類、原因、経緯、そして事業者側が講じた対策と、顧客自身に取ってほしい対応(例:クレジットカードの利用停止・再発行の手続き)を具体的に説明し、コールセンターの設置などで問い合わせに対応します。

再発防止策を策定し、これを実行に移すとともに、その内容を広く公表することで、失われた顧客の信頼回復に全力を尽くすことが求められます。

まとめ

決済代行サービスは利便性が高い一方で、セキュリティ対策の責任は事業者にも残ります。情報漏洩を防ぐためには、カード情報を自社環境から隔離する「非保持化」を徹底するとともに、ECサイト本体の脆弱性対策と不正検知・本人認証(3Dセキュア)の導入が不可欠です。

万が一、情報漏洩が発生した際は、迅速な初動対応による被害拡大防止と、法令・ガイドラインに基づいた公的機関・顧客への誠実な報告が、信頼回復の鍵となります。事業者には、継続的なセキュリティ意識の向上と、多層的な対策の実施が強く求められます。

【目的別】
BtoB向け決済代行会社
おすすめ3選

ここでは、BtoBの請求業務における悩みを解決する決済代行会社を目的別に紹介。
与信精度・審査スピード・経理処理の自動化など、自社の目的に合ったサービス選びの参考にしてください。

与信の精度・継続率
で選ぶなら
Paid
Paid
※画像引用元:Paid公式HP(https://paid.jp/)
おすすめする理由
  • 与信は企業単位で、反社チェックまで対応。システムに加え人の目による定性審査も行い、与信精度を担保
  • 督促は電話でも行い、「支払い忘れ」による利用停止が発生しない。遅延・未払い時は100%保証※1
限度額 最大5,000万円
審査の速さ 最短数秒
連携
機能
API、iPaas連携可
保証料 請求金額の
0.5~3.5%
主な導入企業

LINE、ココナラ、スペースマーケット、キャンドゥ、ニトリ

公式HPで与信精度
について詳しく見る

電話で問い合わせる

審査のスピード・通過率
で選ぶなら
マネーフォワード掛け払い
マネーフォワード掛け払い
※画像引用元:マネーフォワード掛け払い公式HP(https://biz.moneyforward.com/kakebarai/)
おすすめする理由
  • 審査スピードは最短1秒。機械学習を用いた独自の審査モデルで高速化を実現

  • 審査の通過率は99%※2。クラウド上で管理された取引データをベースに与信判断を行う
限度額 1,000万円
審査の速さ 最短1秒
連携
機能
約10種類
保証料 委託金額の
0.5~3.5%
主な導入企業

SOMPO Light Vortex、JA全農たまご、Schoo、丸紅フォレストリンクス

公式HPで速度・通過率
について詳しく見る

経理・会計処理の自動化
で選ぶなら
ロボットペイメント
ロボットペイメント
※画像引用元:ロボットペイメント公式HP(https://www.robotpayment.co.jp/service/campaign/b2b_payment/)
おすすめする理由
  • 弥生会計、勘定奉行、freee会計など主要会計ソフトと直接連携が可能で、入力作業を自動化

  • 仕訳データの取り込み・生成を自動で行い、経理・会計業務を効率化
限度額 最大30万円
審査の速さ 最短2営業日
連携
機能
15種以上
保証料 カード決済の場合
2.65%
主な導入企業

日本調剤、毎日新聞社、扶桑社、Gakken

公式HPで自動化
について詳しく見る

電話で問い合わせる

※1 参照元:Paid公式HP(https://paid.jp/)2025年7月19日調査時点
※2 参照元:マネーフォワード掛け払い公式HP(https://biz.moneyforward.com/kakebarai/