ここでは、企業間取引をする際の基礎知識であるBtoB決済とBtoC決済の違いについて解説します。
BtoB決済とBtoC決済の主な違いは、取引相手です。BtoB決済では取引先である企業同士、メーカーや卸売、下請け業者など、企業を相手に商品やサービスをやり取りし、それに対価を支払います。BtoCは企業と一般消費者の取引です。スーパーやコンビニ、飲食店などでの買い物・飲食だけでなく、オンラインサイトでの商品・サービスの購入も、相手が一般消費者であればBtoC決済です。
他にも、BtoB決済とBtoC決済にはさまざまな違いがあるため、以下で主な違いを解説します。
一般的に、BtoB決済は取引額が高めです。数万円から数千万円、場合によっては数億円かかることもあります。商品やサービスそのものが高額な上、同じ商品を大量に購入するケースも少なくありません。
取引先数はBtoC決済より少ないですが、その分取引が定期的・継続的です。反対にBtoC決済は顧客数が多く、一件あたりの取引金額は少ないのが基本。一回限りしか購入しない人も多く、注文は不定期です。
都度払いのBtoC決済と異なり、BtoB決済は掛け払い(請求書払い)が一般的です。掛け払いとは、一定期間ごとの取引について売り手企業がまとめて請求書を発行し、それに対して代金を支払う方法。
BtoB取引では同じ商品を何度も購入するケースが多く、都度払いでは請求する側も支払う側も手間がかかってしまいます。このため、BtoB取引では月末にまとめて代金を請求し、指定の期日に支払う掛け払いが採用されているのです。
高額の取引を掛け払いで行うためには、取引相手の信用度が重要です。先に商品やサービスを提供し、後でまとめて代金を支払ってもらうため、万が一取引先企業が倒産したり、支払いが滞ったりした場合、大きな損失を被ってしまいます。
新規の取引では特に、与信審査が欠かせません。年商や資本金、取引先銀行、株主、仕入先企業、販売先企業、業績推移、財務状況などを調査し、信用のおける企業かどうかを判断します。
BtoB決済とBtoC決済では、取引相手だけでなく、決済金額や支払い方法、信用度の重要性などが大きく異なります。決済代行サービスを選ぶ際は、それぞれの違いを理解した上で、自社のニーズや決済方法に合ったサービスを選びましょう。
本メディアでは、目的別におすすめのBtoB向け決済代行サービスをご紹介しています。提供する会社によってサービス内容が大きく異なるため、よく比較検討してみてください。
ここでは、BtoBの請求業務における悩みを解決する決済代行会社を目的別に紹介。
与信精度・審査スピード・経理処理の自動化など、自社の目的に合ったサービス選びの参考にしてください。

| 限度額 | 最大5,000万円 |
|---|---|
| 審査の速さ | 最短数秒 |
| 連携 機能 |
API、iPaas連携可 |
| 保証料 | 請求金額の 0.5~3.5% |
LINE、ココナラ、スペースマーケット、キャンドゥ、ニトリ

| 限度額 | 1,000万円 |
|---|---|
| 審査の速さ | 最短1秒 |
| 連携 機能 |
約10種類 |
| 保証料 | 委託金額の 0.5~3.5% |
SOMPO Light Vortex、JA全農たまご、Schoo、丸紅フォレストリンクス

| 限度額 | 最大30万円 |
|---|---|
| 審査の速さ | 最短2営業日 |
| 連携 機能 |
15種以上 |
| 保証料 | カード決済の場合 2.65% |
日本調剤、毎日新聞社、扶桑社、Gakken