BtoB向け決済代行会社を選ぶ際は、料金や機能だけでなく、
与信審査の精度や通過率、未払い対応、会計ソフト連携など、
目的に合った基準で選ぶことが大切です。
本メディアでは、目的別に選べる決済代行会社を15社の中から厳選して紹介。自社に合ったサービス選びの参考にしてください。
ここでは、BtoBの請求業務における悩みを解決する決済代行会社を目的別に紹介。
与信精度・審査スピード・経理処理の自動化など、自社の目的に合ったサービス選びの参考にしてください。

| 限度額 | 最大5,000万円 |
|---|---|
| 審査の速さ | 最短数秒 |
| 連携 機能 |
API、iPaas連携可 |
| 保証料 | 請求金額の 0.5~3.5% |
LINE、ココナラ、スペースマーケット、キャンドゥ、ニトリ

| 限度額 | 最大1,000万円 |
|---|---|
| 審査の速さ | 最短1秒 |
| 連携 機能 |
約10種類 |
| 保証料 | 委託金額の 0.5~3.5% |
SOMPO Light Vortex、JA全農たまご、Schoo、丸紅フォレストリンクス

| 限度額 | 最大30万円 |
|---|---|
| 審査の速さ | 最短2営業日 |
| 連携 機能 |
15種以上 |
| 保証料 | カード決済の場合 2.65% |
日本調剤、毎日新聞社、扶桑社、Gakken
与信の精度・継続率で
選ぶなら
与信は取引ごとではなく、企業単位で反社チェックまで対応。システムはもちろん、人の目による審査も実施し、高い与信の精度を実現します。
部署や案件ごとの細かい審査も不要で、同一企業との継続取引がスムーズになります。最大5,000万円の限度額があるため、大口の取引にも対応可能で、営業機会の損失を防ぎ、売上アップにもつながります。
未払いが発生した場合の督促は、メールと電話で実施。通常はメールのみでの督促が一般的ですが、Paidでは電話でも丁寧に督促を行い、取引先との関係を損なわずに支払いを促してくれます。
さらに、遅延や未払い発生時には代金を100%※1保証。後払いで避けられない未回収リスクを回避できるので、積極的に新規取引先を開拓することが可能です。
サブスクリプション・EC・広告代理店・Webサービスなど、5,500社以上※2の様々な業種・ビジネスモデルで導入されています。請求管理の自動化は、都度請求だけでなく、継続課金にも対応可能です。
別システムでの管理が必要になりがちな顧客情報の管理や請求額の計算、自動継続課金の処理、Web請求書の発行などもまとめて自動化。事務作業の手間やミスを減らしつつ、請求漏れや未回収といったリスクを抑えられます。
| 初期費用 | 0円 | 限度額 | 最大5,000万円 |
|---|---|---|---|
| 月額利用料 | 0円〜 | 審査の速さ | 最短数秒 |
| 保証料 | 請求金額の0.5~3.5% | 連携機能 | API連携可 |
| 事務手数料 | 請求1件につき125円 |

スキルマーケットを展開するココナラは、法人ニーズの高まりを受けて2021年8月に「ココナラビジネス」を開始。請求書払い対応にあたって課題だった与信審査や請求業務も、Paidの導入で一括対応できるようになり、安心して運用できる体制が整いました。
最大5,000万円の与信枠にも対応しているため、高単価の取引にも対応。結果、これまで対応できなかった大口顧客からの発注も獲得でき、売上拡大につながりました。

大都では、事業者向け通販サイト「トラノテ」を運営。キャッシュレス決済や代金引換には対応していたものの、与信管理や売掛金の回収業務の負担から、請求書払いの導入ができずにいました。
Paidの導入で、与信審査や請求業務を委託できるようになり、経理の負担なく請求書払いに対応可能に。API連携で審査時間も短縮され、顧客側の利便性も向上し、高額発注の法人顧客を獲得。客単価は他の決済手段の約2倍になり、売上達成に向けたコア業務にも集中できるようになりました。

高額商材を扱う店舗向けにチャットアプリを提供するcocoでは、請求書発行に専用ソフトを使用しており、作成から送付までに時間がかかっていました。また、未入金時の督促や確認業務にも工数がかかり、回収漏れによるキャッシュフローの不安定さが課題でした。
導入により、請求書発行のプロセスが自動化され、作業時間は2日から半日に短縮。代金100%保証※により未回収リスクを回避し、資金計画の精度が向上。キャッシュフローが安定し、財務面でも安心できる体制が整いました。
| 会社名 | 株式会社ラクーンフィナンシャル |
|---|---|
| 本社所在地 | 東京都中央区日本橋蛎殻町1-14-14 |
| 電話番号 | 03-6774-8482 |
| 公式HPのURL | https://paid.jp/ |
審査のスピード・通過率で
選ぶなら
機械学習を活用した自動審査により、最短1秒で与信審査が完了。専門人材による確認も加えることで、平均1営業日以内に審査結果を通知しています。これにより、新規顧客の受け入れや受注判断をすぐに行えるようになり、機会損失を防ぎながらビジネスを加速できます。また、与信限度額は1顧客あたり1,000万円まで対応可能で、取引額が増えた際も管理画面から簡単に増枠申請ができるため、高額受注にもスムーズに対応できます。
クラウド上で管理された取引データベースを活用し、審査通過率99%※を維持している点も魅力。
スピーディーな審査と高い通過率で、これまで与信判断が難しかった中小企業や個人事業主にも安心して掛け払いサービスを提供することが可能です。早期振り込み機能を活用すれば、申請から最短3営業日で売掛金を振り込んでもらうこともできます。
迅速な与信審査により、仕入れや発注の判断を円滑に行うことができ、事業計画のズレや機会損失を回避できます。請求書作成・発行や入金管理などのバックオフィス業務も滞りなく進行可能。
早めに入金時期の見通しを立てることで、キャッシュフローの予測精度を高め、より精密な資金計画の立案にもつなげることができるでしょう。
| 初期費用 | 0円 | 限度額 | 最大1,000万円 |
|---|---|---|---|
| 月額利用料 | 0円〜 | 審査の速さ | 最短1秒 |
| 保証料 | 委託金額の0.5~3.5% | 連携機能 | 約10種類 |
| 事務手数料 | 公式HPに記載なし |

ビズアシは、クラウドワークスの子会社として、企業と人材とのマッチングを行っている企業です。
与信審査の通過率と審査時間にストレスを感じていましたが、サービス導入後は、与信審査の時間が導入前に比べ、半分以下に。与信の通過率も非常に高いので、取引できる前提で仕事を進められるようになりました。

ベーシックでは、Webマーケティング事業とメディア事業を展開。審査の遅さや通過率の低さ、複雑な請求フローが課題でした。営業担当から担当部署への相談も相次いでいました。
マネーフォワード掛け払い導入後は、取引のスピードが格段に向上。審査通過率もアップして取引先の幅の広げています。

クラウド環境を実現するサービスを提供しているFIXER cloud.config Division。サービス提供拡大のため、マネーフォワード掛け払いを導入。
その結果、これまでの与信基準を変更することなく、与信から入金確認までの一連の業務負担を軽減できるように。迅速に審査結果を受け取れるので、新規顧客との取引の可能性も拡大しています。
| 会社名 | マネーフォワード ケッサイ株式会社 |
|---|---|
| 本社所在地 | 東京都港区芝浦3-1-21 msb Tamachi 田町ステーションタワーS 21F |
| 電話番号 | 公式HPに記載なし |
| 公式HPのURL | https://mfkessai.co.jp |
経理・会計処理の自動化で
選ぶなら
ロボットペイメント提供の請求・債権管理システム「請求管理ロボ」やサブスク管理システム「サブスクペイ」をはじめ、弥生会計、勘定奉行、freee会計、Salesforceやkintoneなど各種会計ソフト、会員管理システムやECカートシステムなど、他システムとも柔軟に連携でき、入力ミスや手作業を減らすことが可能。
データを一元管理できるため、適切な売り上げ予測や施策立案を行えます。
会計ソフトや会員管理システムとのAPI連携やCSVエクスポート・インポート機能を搭載。手入力や転記の手間なく自動で請求データや入金データを取り込むことが可能です。
勘定科目の自動選択や仕訳の自動生成にも対応しており、経理担当者の作業を大幅に削減。セールス部門との情報共有も円滑に行えるため、部署間での整合性確認や二重入力の手間もなくなります。
入金状況をダッシュボードで可視化できるため、取引先の滞納・未収金状況をリアルタイムに確認することが可能。入金の遅れや未入金が発生した場合は迅速に状況を把握することで、未回収リスクを防止します。
また、審査に通った請求だけでなく、通らなかった取引も一元管理が可能なため、債権状況の把握・仕訳処理・消込作業まで含めた会計業務の効率化にもつながるでしょう。
| 月額費用 | 公式HPに記載なし | 限度額 | 最大30万円 |
|---|---|---|---|
| 月額利用料 | 公式HPに記載なし | 審査の速さ | 最短2営業日 |
| 保証料 | 公式HPに記載なし | 連携機能 | 15種以上 |
| 事務手数料 | カード決済の場合2.85% |

月刊サイゾーや日刊サイゾーなどのサブスクサービスを提供しているサイゾー。以前の決済システムでは決済手段の種類が少なく、運用コストが高い点が課題でした。
豊富な業務システムやサービスと連携できる「サブスクペイ」の導入により、課金方法が充実し月の運用コストが削減。ユーザーの要望に沿った課金方法を取り入れたことで、会員数の増加を実現しています。

むくみゼミナールでは、全国の医療従事者をつなぐオンラインコミュニティを月額会員制で運営しています。会員数が100人を超えた頃から、会費の支払い管理や入退会手続きなどで事務局の負担が急増し、手作業では限界を感じるようになりました。
「サブスクペイ Professional」を導入したことで、入会手続きが大幅に簡素化。事務局の業務負担を軽減につなげています。

365日24時間の会員制サウナを提供しているオールドルーキー。設備投資に力を入れるため、システムの連動やサブスク決済の自動化が可能な「サブスクペイ」を導入しました。
サウナをオープンし運営する中でさまざまな問題が生じた際も、サブスクに特化した機能で解決。クリアな仕組みづくりで施設運営を成功に導いています。
| 会社名 | 株式会社ROBOT PAYMENT |
|---|---|
| 本社所在地 | 東京都渋谷区神宮前6-19-20 第15荒井ビル4F |
| 電話番号 | 公式HPに記載なし |
| 公式HPのURL | https://www.robotpayment.co.jp/service/marunage/ |
BtoB向け決済代行会社は、企業間の取引における請求や入金の手間を軽減し、与信管理や未回収リスクへの備えもサポートしてくれます。
ここでは、与信の精度や審査のスピード、業務システムとの連携など、各社の特徴をまとめているので、ぜひ参考にしてください。
与信限度額の高さを強みとする決済代行サービスです。取引ごとではなく、取引先である企業に対して最大5,000万円の与信限度額を設定。一度与信審査を行ったあとは限度額内でスムーズに取引を行うことができます。
| 本社 所在地 |
東京都中央区日本橋蛎殻町1-14-14 |
|---|---|
| 電話 番号 |
03-6774-8482 |
| 公式HPの URL |
https://paid.jp/ |
ネットプロテクションズが提供しているBtoB・企業間後払い決済サービスです。与信通過率の高さと柔軟性が特徴。「売り手企業の社名やロゴマークを請求書に記載したい」などイレギュラーな要望にも柔軟に応えています。
| 本社 所在地 |
東京都千代田区麹町4-2-6 住友不動産麹町ファーストビル 5F |
|---|---|
| 電話 番号 |
03-5159-7881 |
| 公式HPの URL |
https://np-kakebarai.com |
与信審査のスピードの速さが特徴。機械学習を用いた独自のしくみで、最短1秒の自動審査、平均1営業日以内の通知を実現しています。審査通過率は99%※
で、未回収リスクを気にすることなく、幅広い企業にアプローチできます。
| 本社 所在地 |
東京都港区芝浦3-1-21 msb Tamachi 田町ステーションタワーS 21F |
|---|---|
| 電話 番号 |
公式HPに記載なし |
| 公式HPの URL |
https://mfkessai.co.jp |
自社で提供している請求・債権管理システムやサブスク管理システムだけでなく、Salesforceやkintone、各種会計ソフト、会員管理システムやECカートシステムなど、外部の多様な業務システムと連携することができます。
| 本社 所在地 |
東京都渋谷区神宮前6-19-20 第15荒井ビル4F |
|---|---|
| 電話 番号 |
03-4405-0666 |
| 公式HPの URL |
https://www.robotpayment.co.jp/service/marunage/ |
GMOペイメントサービスが提供しているサービスです。負荷が高い請求業務を代行してくれるので、担当者は安心して本業に専念することが可能。初期費用0円、月額固定費~14,000円(税不明)、事務手数料0.5~3.4%のリーズナブルな価格も魅力です。
| 本社 所在地 |
東京都渋谷区道玄坂1-2-3 渋谷フクラス(総合受付15F) |
|---|---|
| 電話 番号 |
03-3464-2740 |
| 公式HPの URL |
https://www.gmo-ps.com |
導入企業数2,000社以上、累計請求書発行数200万通以上、買い手企業数200,000社以上と実績豊富※なサービスです。ヤマトグループの知名度と総合力を活かし、在庫・倉庫管理、宅急便やコールセンターなどBtoBビジネス全般をサポートする多角的なサービスも提供しています。
| 本社 所在地 |
東京都豊島区高田3-15-10 |
|---|---|
| 電話 番号 |
0120-933-700 |
| 公式HPの URL |
https://www.yamato-b2b-pay.com |
費用は500円~のサービス手数料のみで利用できる法人向け決済サービスです。アカウント登録と請求書・取引先を登録するだけで利用が可能。資金繰りに柔軟性を持たせたい企業、キャッシュアウトの時期を調整したい企業におすすめです。
| 本社 所在地 |
東京都渋谷区円山町19-1 渋谷プライムプラザ |
|---|---|
| 電話 番号 |
03-4366-7270(代表) |
| 公式HPの URL |
https://lp.paygent.co.jp/bizpay-invoice |
キャッチボールが提供する法人向け後払い決済代行サービスです。与信管理から請求書発行、代金回収、入金管理、問い合わせ対応まですべての経理業務を代行。取引データを一括アップロードするだけで、迅速に業務を効率化することができます。
| 本社 所在地 |
東京都品川区東品川2-2-24 天王洲セントラルタワー 12F |
|---|---|
| 電話 番号 |
03-4326-3600(代表) |
| 公式HPの URL |
https://www.catch-ball.jp |
SBIグループの決済代行サービス会社であるゼウスがサービスを提供する、オンライン取引向けのBtoBクレジットカード決済サービスです。英語版の決済ページや決済結果通知メールなども提供しており、海外との取引に利用することが可能です。
| 本社 所在地 |
東京都渋谷区渋谷2-1-1 青山ファーストビル9F |
|---|---|
| 電話 番号 |
03-3498-9030 |
| 公式HPの URL |
https://www.cardservice.co.jp/service/btob/ |
デジタル技術により企業間取引の請求業務を効率化できるサービスです。請求書や見積もりの作成・送信が簡単にできる「無料プラン」と、月額3,000円(税不明)の「請求書プラス」の2種類。POSレジや顧客管理ツール、スタッフ管理ツールなども提供しています。
| 本社 所在地 |
東京都港区六本木7-7-7 |
|---|---|
| 電話 番号 |
0120-117-042 |
| 公式HPの URL |
https://squareup.com/jp/ja |
Biz Forwardが提供している、法人向け決済サービスです。与信審査から請求書の発行発送、入金管理・消込、入金催促や貸倒時の対応などを代行。売掛金100%保証※なので、未回収リスクを排除して新規顧客を増やしたい企業におすすめです。
| 本社 所在地 |
東京都港区芝浦3-1-21 msb Tamachi 田町ステーションタワーS 21F |
|---|---|
| 電話 番号 |
公式HPに記載なし |
| 公式HPの URL |
https://bizforward.co.jp/seikyuplus/top |
マネーフォワードケッサイが提供し、SGシステムが販売している決済代行サービスです。手軽な利用料と与信審査の速さ&通過率の高さ、そしてグループ力を活かした充実のサービス体制が魅力。クレジットカード払いやQRコード決済にも対応しています。
| 本社 所在地 |
京都府京都市南区上鳥羽角田町25 |
|---|---|
| 電話 番号 |
075-661-1178 |
| 公式HPの URL |
https://www.sg-systems.co.jp/service/sg-kakebarai/ |
「BtoBプラットフォーム 請求書」と、マネーフォワードケッサイが提供する「マネーフォワード ケッサイ」を連携させ、業務効率化やリスク軽減をサポートしています。現場課題に合わせて専任担当が的確な提案をするなど、二人三脚で安定稼働へ導いてくれます。
| 本社 所在地 |
東京都港区海岸1-2-3 汐留 芝離宮ビルディング13F |
|---|---|
| 電話 番号 |
03-5776-1147 |
| 公式HPの URL |
https://www.infomart.co.jp/kessai/index.asp |
GMOイプシロンが提供している決済代行サービスです。クレジットカード払いやバーチャル口座など、企業間取引で多彩な決済手段を扱うことが可能。取引先企業への請求や売上金の回収・入金などもサポートしてくれます。
| 本社 所在地 |
東京都渋谷区道玄坂1-14-6 ヒューマックス渋谷ビル7F |
|---|---|
| 電話 番号 |
公式HPに記載なし |
| 公式HPの URL |
https://www.epsilon.jp/lp/lp_btob_plan.html |
多種多様な分野で実績豊富なソニーペイメントサービスが提供するクラウド型サービスです。ビジネスモデルに合わせた決済をコーディネート。プライバシーマークやISMS適合性評価制度の認証など、厳正なセキュリティ対策を行っている点も魅力です。
| 本社 所在地 |
東京都港区高輪1-3-13 NBF高輪ビル6F |
|---|---|
| 電話 番号 |
03-6408-8210(代表) |
| 公式HPの URL |
https://www.sonypaymentservices.jp/consider/btob_payment/ |
BtoB決済とは、企業間で商品やサービスのやり取りを行い、それに対する費用を支払うこと。
企業同士の取引では、その場で支払う都度払いではなく、一定期間ごとにまとめて支払いをする「掛売り」が一般的です。
BtoBの決済方法は掛売りの銀行支払いがメインです。
しかし最近は、業務の効率化を図り未回収リスクを回避するため、クレジットカード決済を導入したりBtoB決済代行サービスを利用したりする企業が増えています。
一口にBtoB向け決済代行会社といっても提供するサービスが異なるため、「サービス内容」「サポート体制」「利用料金」の3点に注目して選ぶことが大切です。
まずは複数社から資料請求や見積もりを取り比較してみましょう。
BtoB決済は企業同士の取引、BtoC決済は一般消費者との取引です。
決済金額と支払い方法、取引相手の信用度などが大きく異なるため、決済代行会社を選ぶ際は、自社の顧客やニーズに合ったサービスか確認してください。
キャッシュレスBtoB決済とは、企業間取引における決済を、現金ではなくクレジットカードや電子マネーなどのキャッシュレス手段で行うことです。
導入することで業務の効率化やリスク回避などを実現することができます。
BtoBクレジットカード決済を導入する方法は、「カード会社と直接契約する」方法と「決済代行会社を利用する」方法の2種類。ただし、直接契約は契約プロセスが非常に複雑なため、決済代行会社を利用するのがおすすめです。
後払い決済は、商品・サービスを受け取った後に支払いができる仕組みで、購入時のハードルを下げ、成約率向上にもつながります。決済代行を導入することで、与信審査や請求書発行、入金管理、督促対応までを一括で任せられ、未回収リスクの抑制と業務負担の軽減を実現可能です。BtoBにも広く活用され、請求業務を効率化したい企業に有効な選択肢となっています。
決済代行は、請求書発行や入金確認、督促などの掛け払い業務をまとめて外部に任せられるサービスで、経理負担の軽減や回収の確実性向上を目的としています。一方、売掛金保証は、取引先の倒産や未払いによる売掛金の未回収リスクを保証会社が保証するもので、請求・回収業務そのものは自社で継続します。
複数の決済手段を提供し、決済機関とのやり取りを代行してくれるのが決済代行です。
BtoCを中心に普及しているキャッシュレス決済や、ECサイト市場の拡大を背景に、BtoB取引でも決済代行が注目を集めています。

決済代行は、代行会社が事業者に代わって複数の金融機関への申し込みや審査を行うサービスです。
導入する決済手段に応じたシステムの提供や、売上処理・キャンセル時の返金処理業務、入金処理などを代行してくれます。

決済代行を利用することで、手間をかけずに多様な決済手段を提供できる・経理業務の負担を減らせる上、決済端末・決済システムなども用意してもらえます。
ただし、初期費用や月額固定費、決済手数料などのコストがかかるため、ご注意ください。

決済代行サービスの利用には、主に初期費用や月額固定費、決済手数料の3つの費用がかかります。
決済手数料の相場は、決済金額の3~10%※。しかし、決済手段や業界、業種、取扱商材、売上規模(取引高)、契約内容などによって異なります。

情報漏洩防止のため、ECサイトではカード情報を「保存・処理・通過」させない「非保持化」の徹底が大切です。決済システムを分離し、サイト本体の脆弱性対策(アップデート)を怠らないことが重要です。さらに、3Dセキュアなどの不正利用対策も併用しましょう。

決済代行会社の審査は、不正利用の防止と消費者保護が主な目的です。ECサイトの事業実態、取扱商材、特定商取引法に基づく表記などが確認されます。審査期間は2週間〜1ヶ月程度で、事前の準備がスムーズな導入の鍵となります。

決済代行会社の乗り換えは、手数料の改善や決済方法の拡充を通じた売上増加の好機です。既存顧客のカード情報引き継ぎやシステム連携を重要確認ポイントとし、繁忙期を避け、綿密なテストを経て移行することで、リスクを抑えられます。
決済代行と間違えやすいのが、請求代行、経理代行、サブスク管理システムです。
決済代行の導入で失敗しないためには、各サービスの違いを把握した上で自社に合ったサービスを選ぶことが大切です。
請求代行とは、企業間取引における請求業務を代行してくれるサービスのこと。
与信審査や請求書の発行・送付、入金管理・消込、督促などを行ってくれるので、業務の効率化や負担軽減、未回収リスクの軽減などさまざまなメリットが得られます。
経理代行は、日々の帳簿記入や入出金管理、給与計算、請求書の発行、支払い、年末調整、決算書類の作成などを行い、企業の「お金の動き」を記録・管理するサービスです。ここでは決済代行の特徴と、決済代行との違いをご紹介します。
サブスク管理システムとは、サブスクリプションサービスの「決済」を自動化するツールです。
サブスクリプションサービス特有の顧客管理や請求額の計算、自動継続課金対応履歴管理、Web請求書の発行などを行い、業務効率の向上をサポートしています。