決済代行と類似サービスとの違い

ここでは、決済代行と間違えやすい請求代行、経理代行、サブスク管理システムについて、それぞれ特徴と違いをご紹介します。導入を検討する際は、各サービスの違いを把握した上で自社に合ったサービスを選びましょう。

決済代行と請求代行を比較

決済代行と間違いやすいのが、請求代行です。請求代行とは、企業間取引における請求業務を代行してくれるサービスのこと。与信審査から請求書の発行・送付、入金管理・消込、督促などを行い、与信審査を通過した取引先からの未入金が発生した場合は、代金を保証してくれます。このため請求代行を活用することで、業務の効率化や負担軽減、未回収リスクの軽減などさまざまなメリットが得られます。

決済代行と請求代行ではサービスの内容と解決できる課題が異なるため、ニーズに合わせて選ぶことが大切です。近年は請求代行としての機能を兼ね備えた決済代行サービスもあるのでチェックしてみてください。

決済代行と請求代行を比較

決済代行と経理代行を比較

決済代行と経理代行は、どちらもバックオフィスの効率化・負担軽減に役立つサービスです。

大きな違いは、対応するプロセスです。経理代行は、企業の経理業務全般をカバー。日々の帳簿記入や入出金管理、給与計算、請求書の発行、支払い、年末調整、決算書類の作成などを行い、企業の「お金の動き」を記録・管理しています。これに対して決済代行は顧客と事業者との代金のやり取りを効率化。多様な決済手段を提供し、支払い処理を仲介しています。

どちらを選ぶかによって解決する課題が異なるため、自社の状況に合わせて検討することが大切です。

決済代行と経理代行を比較

決済代行とサブスク管理システムを比較

サブスクリプションサービスが普及する中で、注目されているのがサブスク管理システムです。サブスク管理システムとは、このサブスクリプションサービスの「決済」を自動化するツールです。サブスクリプションサービス特有の顧客管理や請求額の計算、自動継続課金対応の履歴管理、Web請求書の発行などを行い、業務効率の向上をサポートしています。

決済代行とは、サービスの対象が異なります。サブスク管理システムはサブスクビジネスの継続課金が対象。決済代行は、継続課金も一回限りの取引も全てが対象です。ただし中には、サブスク向けのサービスを提供している決済代行会社もあるようです。

決済代行とサブスク管理システムを比較